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陰キャ海賊団・船長

社会不適合者の教習所ライフ③

『社会不適合者の教習所ライフ』最終章。

 

①(約850文字)と②(約1600文字)もあるよ

 

今回は約3100文字。

 

一応以下の情報を記載しておく

・通いか合宿か:通い

AT車MT車か:AT車

・初期スペック:マリオカートネオクッパシティが得意。ジャイロ操作でやったことはない。

 

 

9/5(日)に仮免許を取得した。9/25(土)の卒業検定までは、ほぼ毎日教習があった。

 

仮免取得後は、応急救護の教習を受けてから、二段階の学科・技能教習が始まった。

 

技能教習では早速路上での運転が始まり、初回の路上教習が一番緊張したかもしれない。いずれ慣れてくるとはいえ、車を運転している全人類を尊敬する瞬間だった。

 

技能教習の合間にも、二段階の学科教習があって、正直眠くて仕方なかった。授業中に流れるビデオの古い映像の感じがなんとなく苦手だった。

 

 

そういえばこんなことがあった。(これ話して良いのか分からないが。)

もちろんこれはその女の子と会話していたという訳ではない。

 

ある日の学科教習で、たまたま生徒が自分とその人の2人だけという時があった。

先生と生徒2人合わせて3人だけということもあってか、授業開始後も少し雑談の雰囲気があり、先生が自分に「もう路上運転してるの?どんな感じ?」と聞いてきたので、「あ、はい。もう運転してます。いや〜なかなか苦戦してますねぇ。」と答えた。

その次に、先生がもう1人の女の子にも聞くと……

先「あなたは?」

女「仮免許まだ取れてなくて……」

先「え、学科試験ダメだったの?」

女「あ、いや……」(泣きそうになりながらハンドルのジェスチャーをする)

 

どうやら、緊張のあまり一時停止標識のある所で一時停止を忘れていたらしく、試験中止となったらしい。もう、聞いてるこっちまで危うくもらい涙という感じだった。

ってか、これ俺聞いて良かったんか?と思った。いや、そもそもその瞬間だけ自分の存在を認知されていなかったのかもしれない。それもそのはず。自分は生徒2人しかいない教室の一番端の一番後ろの机に座っていたのだ。こういうところを直していかないといけないと思った。自分のあまりの影の薄さにも危うくもらい涙。

 

 

さっき言ったように、9月はほぼ毎日教習があったので大変だった。

学科教習はたまに19:40〜20:30まで行われる日もあり、中学生の頃の塾を思い出した。

技能教習は、路上を走っていくうちに慣れることができ、生徒3人で交代しながら運転する複数教習も受けたり、危険予測シミュレーションみたいなのを受けたり、場内で方向転換・縦列駐車を練習したり、高速道路を走ったりもした。

 

初の高速道路は、「疾走感最高!w」なんて言ってる場合じゃないぐらいまぁまぁ緊張した。

 

そして気付けば二段階の学科・技能教習全てを終えた。いやー疲れた。

 

全て終えたあとは、学科試験の効果測定を受けた。

 

効果測定に関するルールは、教習所ごとに異なるらしいが、自分が通っていた加古川教習所は、教習所に設置されているパソコンで効果測定を2回受けて、1回でも不合格(90点未満)だった場合、技能検定までに、自分の携帯で効果測定を受け直して合格点を取って、そのスクショを受付で掲示するだけで良いという超ガバガバシステムだった。

 

仮免試験の時の効果測定は2回とも不合格だったが、別に今回も不合格でいいやと思い、何も対策せず受けた。

結果は、

1回目:87点(不合格)

2回目:93点(合格)

だった。

二輪車についても出題されるので、これから免許取る方は、二輪車の勉強はちゃんとしといた方が良いと思います。知らんけど。

 

そしてついに卒業検定がやってきた。

先に路上で検定→→その後場内で、方向転換(右)・方向転換(左)・縦列駐車の3つの内いずれか1つを検定(どれをするかは自分で決めることができない)という流れだった。

4人グループに振り分けられて、その中で前半2人と後半2人に別れて行われた。

 

嬉しいことに自分たちのグループは、自分の苦手な方向転換ではなく、得意(?)の縦列駐車だった。いつも通りやればいけるなという感じだった。

 

自分は前半組だったので、早速卒業検定が始まった。路上検定コースまで指導員の方が運転してくれて、そこから交代で検定という流れだった。

自分と同い年ぐらいの女の人とペアだった。これまでの複数教習とか修了検定で一緒に乗った人は全員男だったこともあり、なんか緊張してしまった。

 

検定コースに移動するまでは後部座席に座り、忘れがちな後部座席のシートベルトもちゃんと忘れずに締めた。

先に女の人が運転して、その後に自分の番だったので、路上検定の流れを予め知ることができたが、想像以上に簡単な感じだったのでビックリした。

そして自分の番が回ってきたが、特に緊張することもなく無事に終えた。減点されるようなことをした覚えはない。「車から降りるまでが検定です」という、小学生の「家に帰るまでが遠足です」みたいなルールもちゃんと覚えていて実行したのでスムーズに検定を終えた。

 

路上検定を終えた後は、教習所に戻るまで指導員の方がまた運転してくれるので、後部座席に戻った。すると、隣に座ってた女の人がやけにジロジロ見てきて、発車後も見てくるので、「なんやこの陰キャみたいな奴は」と思われてんのかなーと思ったり、「いや、これ…まさか…期待して良いんですか?陰キャついに?」とか変な想像をしたりしていたが、よくよく考えれば自分がシートベルトを締め忘れていただけだった。一旦死んでくるか。

 

教習所に戻ってからの場内検定では、得意の縦列駐車を披露してみせた。合格を確信した。

 

その後は、後半組の検定が終わるまでひたすら待たされて暇だった。そして結果発表。無事合格。

 

やったー!!安心。と同時に、こんな簡単で良いのか?と思ったりもした。

 

無事に教習所を卒業。無料送迎バスも便利で、感染対策も徹底されていて、指導員の方も親切で気さくな人ばかりだったので良かったと思います。(1人だけ言葉遣い悪すぎる指導員を除いて)

 

 

9/28(火)、明石の試験場まで行って、最後の学科試験を受けた。

前日の夜にネットに上がっている模試を6回解いて、しっかり対策した。

社会不適合者すぎるあまり、危険予測のイラスト問題を毎回間違えてしまっていた。正直これに関しては対策のしようが無かった。それと、変な日本語の読み間違いもたまにあったので注意が必要…だったがこれも対策のしようが無かった。

 

試験場は想像以上に人が多くてビックリした。試験を受けるまでの書類の提出とか適正検査が面倒だった。

 

そして試験開始。自信が無いのは3問ぐらいで、もしイラスト問題で1,2問間違えていたとしてもセーフという感じだったので多分いけたと思った。

 

結果は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よっしゃー!!全部終わったぞー!!

 

受験者100人中93人合格だった。(発表のモニターに無い番号を数えて分かった。)

 

午前中に試験を受けたが、手続きが色々あるらしく、1時間半ぐらい待たされた。その間にこの記事を書いた。

 

その後は免許交付の手続きで、写真撮ったり話聞いたりした。

 

そして免許を交付された。犯罪者みたいな顔写真が載っていたがこれは誰なんだ。

 

という訳で、社会不適合者の教習所ライフは無事終わった。

効果測定は仮免・本免両方不合格だったものの、本番の技能検定・学科試験は1発で合格できたので非常に良かったと思います。

 

多分しばらく運転する機会が無いとはいえ、教習所での自動車教習を通して、自分は社会の一員だという責任感や自覚が必要だということを改めて感じさせられた。また、いつまでも精神年齢2歳のままじゃダメだということを感じさせられた。

今週の金曜から学校が始まるが(嫌だぁあー)、もうすぐ20歳になるということを自覚した服装で登校しようと思います。

 

 

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